冠婚葬祭は、きちんとした服装で対応しなければなりません。マナーを守って周囲の人に不快な思いをさせないように注意することも必要です。数珠は、お葬式などに使用するものですが、使う際に注意しておきたいこともあります。
数珠はどんな時に使うものなのか
数珠を使用するシーンを想像する場合、多くの方がお葬式と答えるでしょう。しかしながら、必要になるのはこれだけではありません。お通夜の際にも、使用することになります。また、お墓参りなどでも使用します。自宅に仏壇があり、毎日手を合わせている方はその際に使用する場合もあるようです。
ただし、キリスト教のお葬式に参列する場合は、用意しなくても良いとされています。これは、数珠が仏教のためのものであることが理由です。
数珠は貸し借りをしてはいけない仏具
数珠は、必ずしも必要なものではありません。実際に、お葬式やお通夜などでも持たずに参列する方を目にしたことがあるでしょう。そのため、もし持っているのにも関わらず忘れてしまったという場合でも、誰かに借りて使用する必要はありません。
というよりも、このような行動はマナー違反でやってはいけないことです。なぜなら、数珠の貸し借りはタブーとされているからです。これは、持ち主の災いを防ぐお守りのような意味あいがあることも理由です。基本的に、一人ひとりがそれぞれ自分用として購入することになります。
貸し借りしてはいけないということを知らない方も多いようです。これは、親子など家族間であっても同じです。今後は、自分用に用意したものを使いましょう。
数珠は安いものでも使って良いのか
結論から言えば、金額に制限がありませんのでどのようなものを選んでも問題ありません。もし、使いたい場面で忘れてしまったら、コンビニなどで売られている物を買っても良いでしょう。
しかしながら、可能であれば材質やデザインカラーなどを吟味して、こだわりの数珠を購入することをおすすめします。長く使える良いものを用意してみてはいかがでしょうか。
また、一見数珠のように見えるブレスレッドなども販売されています。こういったものは、やはり不適切です。仏具として使用できるものを用意しましょう。